Suomika Diary🇫🇮

フィンランドのヘルシンキでオーペア(Aupair:住み込みのシッター)をしながら現地で保育園ボランティア👶 フィンランド人ホストファミリーとの生活、フィンランドの保育園のこと、日々の生活を綴った日記📖

【384日目】Päiväkoti Ruusu

近くの保育園、Päiväkoti Ruusuを訪問させてもらった!
この園は、保育園とプレスクールが一緒になっている施設。
今までグループデイケア(15人以下の少人数託児所)か私立園しか見学したことがなかったから、楽しみにしていた。
1、2歳児グループ、3〜5歳児グループ、プレスクールグループの3つに分かれていて、今日は3歳以上の活動とプレスクールの活動を見学させてもらった
 
3歳以上のグループでは、28人の子どもが2グループに分けられ、外遊びとメイン活動で分かれて1時間ごとに交代するシステムだった。28人の子どもに4人の大人(14人:2人)と、小グループで手厚く、全ての子どもに丁寧に関わっている姿が印象的やった。
メイン活動も、いくつかの中から子どもが自ら(時に保育者と相談しつつ)決めて行うスタイルで、自己選択・自己決定を大切にしているやり方がすごくいいなぁと思った。
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日本では未だに一斉保育が主流(そうでないところも増えてきてはいるけど)だし、そもそも保育者の数に余裕がない(大人数保育になる)から、一斉保育をせざるを得ない状況やし。。やっぱりフィンランドの方が保育者も子どもも色んな面でゆったりできてる気がする。どこの園も。
活動内容や環境も、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア保育のエッセンスを取り入れてて、秩序があってとても落ち着くものだった。

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先生たちも熱心で、子どものために日々色々考えたり学んだりしているようで、子ども中心の雰囲気がとても素敵だった。
 
 
プレスクールでも同じように、23人の子どもたちが2グループに分かれて交代で活動していた。
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システムはほぼ同じだったが、より細かく手を使う活動が多く、写真を使って自分で文を考えたり、ハサミで切って貼ったりする活動をメインに行っていた。また、ペースの異なる2人の子どもが小さなレゴを交代で組み立てて、順番を学んでいる子どもたちもいた。
 
プレスクールは就学前の6歳の子どもが一年間通う場所で、小学校で学ぶための準備をするところ。
机に向かって集中して作業する時間と遊ぶ時間が半々にあって(園によって違うが、時間の上限が定められている)、保育園と小学校の中間みたいなところ。この園では、月火は外遊びとスポーツ、水木金の1時間ほどをデスクタスクに当てている。
先生に保育園とプレスクールの違いを聞いてみたら、デスクタスクを重視するかどうか、という答えが返ってきた。決まった時間机に座って集中すること、書き方や調べ方を学ぶ、というねらいが主活動に込められているそう。
 
 
本当はもっとゆっくりするはずやったけど、今日はCessiが家にいため2時間ほどで帰らなくてはならず。。ダメ元で聞いてみたら、来週また改めて訪問させてもらえることになった!
 
来週は小学校内にあるプレスクールも見学させてもらうため、また違ったタイプのプレスクールが見られるだろう。
今からめっちゃ楽しみー♫

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