Suomika Diary🇫🇮

フィンランドのヘルシンキでオーペア(Aupair:住み込みのシッター)をしながら現地で保育園ボランティア👶 フィンランド人ホストファミリーとの生活、フィンランドの保育園のこと、日々の生活を綴った日記📖

【391日目】プレスクール訪問!

今日は、Jopsuの通うスウェーデン語小学校に隣接するプレスクールを訪問した!✨
 
先週行ったプレスクールは、保育園隣接型やったけど、今日は小学校の中にある。
同じ義務教育のプレスクールでも、保育園隣接型と小学校隣接型で雰囲気が全然違う!
 
招待してくれたNinaは、保護者の一人から
『この学校の中で一番いい先生の一人よ』
と紹介してもらった先生。
 
まずはお集まり、アイスブレイクの歌を歌って自己紹介、北欧で有名なクモの手遊び歌を歌って、主活動の“形(まる、さんかく、しかく)”の導入をした。
手遊び歌は数カ国語で歌ってくれた。スウェーデン語、フィンランド語、英語、ロシア語、そしてなんと日本語だ!
 
私が来るのに合わせて、日本語の歌を用意してくれてたり、
導入や流れがちゃんと準備されていてスムーズだったり、
スウェーデン語でほとんど内容は分からなかったが、彼女の保育からはとてもベテラン感を感じられた。
 
 
主活動ではまず、まる、さんかく、しかく、長方形のそれぞれの形と特徴、そして名称を子どもに紹介し、部屋の中でその形がどこに隠れているかをみんなで探した。
その後、デスクタスク。教材を使って、まる、さんかく、しかく、長方形。それぞれの形の物の絵を描いていくという作業。
日本同様、プレスクールではまだ文字は教えないらしい。

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お集まり〜デスクタスク終了まで1時間弱、その後は1時間外遊び。
昼食はなんと10時半から。早すぎる…😂
プレスクールから高学年まで全員が同じ食堂を利用するため、どうしてもプレスクールの昼食時間が早くなってしまうらしい。
 
だけど、小学校に隣接していることで、休み時間に一緒に遊んでお互いの存在や名前を知ったり、学校内の施設やスケジュールに慣れることができるなどの利点があり、Ninaは小学校隣接型の方が子どもたちにとってメリットが大きいという意見を持っていた。
なるほどー。
 
保育園型と雰囲気が違う!と感じた私も、彼女の言いたいことがわかった。
プレスクールのメイン目的は、小学校へのスムーズな移行を助けることだから。
”環境に慣れる“ことで、子どもに安心感を与えられる。
 
 
帰りに、ついでにしれっと小学校も見学して帰った。
授業の邪魔をしたくないのでそーっと見回って帰ろうと思ってたけど、いくつかのクラスは『入って見てっていいよ』と言ってくれた。

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初めてきた時も思ったけど、この学校、本当にオープン!そして雰囲気もいい!
 
通常、フィンランドの小学校は日本と同様クラス担任制で、担任の先生が全ての科目を教える。
しかしこの学校は、教師それぞれの特技を把握しあい、可能な範囲でクラスをスイッチしているとのこと。だからいくつかの時間割では、教科担任制の形をとっている。
基本はクラス担任制だが、可能な場合、かつ教師同士がその方がいいと判断した場合は、アレンジする‘こともできるのだとか。
教師の裁量が幅広く委ねられているからこそ、現場に合わせて教師の自主性もどんどん出していくことができる。
それをすごく実感した。
 
大人も子どももオープンで、雰囲気のいいこの学校だからこそできることでもあるんやろうな。
教師同士もすごく積極的に交流して、日常的に情報交換しているらしい。
他の学校はどうなんやろ?保育園だけじゃなくて他の小学校にも行ってみたいなぁ!