Suomika Diary🇫🇮

フィンランドのヘルシンキでオーペア(Aupair:住み込みのシッター)をしながら現地で保育園ボランティア👶 フィンランド人ホストファミリーとの生活、フィンランドの保育園のこと、日々の生活を綴った日記📖

【353日目】I miss you...

帰宅後は、荷造りの準備。
疲れてるので、今日は要らないものの仕分けだけ。明日セカンドハンドショップに持っていくのだ。
フィンランドでは、セカンドハンドがメジャーだから引っ越ししやすい。もう要らないけど捨てるのはもったいない(まだキレイで使える)物は、店舗に直接持っていけば引き取ってくれる。
 
 
そうやって荷造りをしていると、Peteとサウナに入っているはずのKalleが突然部屋にやってきた。そして、
 
 
 
 
「I miss you」
 
 
 
 
一気に胸がぐっと熱くなる…
 
きっと、サウナでPeteからちゃんと聞いたのだろう。
今までは、“いつか帰る存在”だとは認識していたけど、お互い普通に過ごしてたし、現実感がなかったのだろう。
 
涙が出そうになるのをぐっと堪え、一緒に庭に出た。
 
同じくサウナ上がりのPeteがブランコに座っている。
 
「Kalleは寂しがってるよ。彼はその気持ちを君に伝えたいらしい。」
 
「うん、もう聞いたよ。部屋に来てくれた」
 
 
そして、
耐えきれずに泣いた。
 
 
Kalleとハグしながら、
彼と過ごした時間、この一年間のことを思い返して泣いた。
 
彼は、あまりに私が泣くから戸惑いつつも、最後までよしよしして背中をさすってくれた。優しい子。
 
 
その後、水遊びしたり、ふざけて笑ういつも通りの彼の姿をPeteと一緒に見守った。
こうやってこの姿を見守れるのも、明日が最後なんやなぁ…
 
そう思ってまた涙が出てきたけど、泣くのはまだ早いと思ってがんばって引っこめた。
 
 
「君が来てからのこの一年、色々あったね。3日目にストリームが来て庭がジャングルになって、1週間目には、北朝鮮のミサイル事件があって、その後にはTurkuでテロがあって…」
 
「君にはとても感謝をしている。
Kalleの英語力が上がったこと、そしてシャイではなくなったこと。
君が来るまでは、シャイでなかなか挑戦もできない子だった。今の彼は、新しい物事に対しても物怖じせず、どんどんぶつかっていけるようになった。すごく変わったよ」
 
Peteとこの一年を振り返る。
普段なかなかゆっくり話す機会がないから、こうやって言ってもらえて安心するし、そんな風に思ってくれてたんだってすごく嬉しくなった。
 
 
と同時に、出て行きたくない気持ちがどんどん強くなった。。
 
もちろん、次のファミリーへの期待はある。いいファミリーだし、子どもたちも可愛いし、すごく楽しみ。
だけど、この家を出て行きたくない。
 
なんで出て行かなきゃいけないの?
どうして最後まで一緒にいられないの…?
 
頭ではわかっているけど、
悲しくて、淋しくて、
 
どうして?なんで?
もっと一緒に過ごしたいよ。。
 
 
 
…ちゃんとお別れ、できるかなぁ。。