【353日目】I miss you...
帰宅後は、荷造りの準備。
疲れてるので、今日は要らないものの仕分けだけ。 明日セカンドハンドショップに持っていくのだ。
そうやって荷造りをしていると、 Peteとサウナに入っているはずのKalleが突然部屋にやってき た。そして、
「I miss you」
一気に胸がぐっと熱くなる…
きっと、サウナでPeteからちゃんと聞いたのだろう。
今までは、“いつか帰る存在”だとは認識していたけど、 お互い普通に過ごしてたし、現実感がなかったのだろう。
涙が出そうになるのをぐっと堪え、一緒に庭に出た。
同じくサウナ上がりのPeteがブランコに座っている。
「Kalleは寂しがってるよ。 彼はその気持ちを君に伝えたいらしい。」
「うん、もう聞いたよ。部屋に来てくれた」
そして、
耐えきれずに泣いた。
Kalleとハグしながら、
彼と過ごした時間、この一年間のことを思い返して泣いた。
彼は、あまりに私が泣くから戸惑いつつも、 最後までよしよしして背中をさすってくれた。優しい子。
その後、水遊びしたり、 ふざけて笑ういつも通りの彼の姿をPeteと一緒に見守った。
こうやってこの姿を見守れるのも、明日が最後なんやなぁ…
そう思ってまた涙が出てきたけど、 泣くのはまだ早いと思ってがんばって引っこめた。
「君にはとても感謝をしている。
Kalleの英語力が上がったこと、 そしてシャイではなくなったこと。
君が来るまでは、シャイでなかなか挑戦もできない子だった。 今の彼は、新しい物事に対しても物怖じせず、 どんどんぶつかっていけるようになった。すごく変わったよ」
Peteとこの一年を振り返る。
普段なかなかゆっくり話す機会がないから、 こうやって言ってもらえて安心するし、 そんな風に思ってくれてたんだってすごく嬉しくなった。
と同時に、出て行きたくない気持ちがどんどん強くなった。。
もちろん、次のファミリーへの期待はある。いいファミリーだし、 子どもたちも可愛いし、すごく楽しみ。
だけど、この家を出て行きたくない。
なんで出て行かなきゃいけないの?
どうして最後まで一緒にいられないの…?
頭ではわかっているけど、
悲しくて、淋しくて、
どうして?なんで?
もっと一緒に過ごしたいよ。。
…ちゃんとお別れ、できるかなぁ。。